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京都のチョウ貴裁監督は教え子との対戦を心待ち あす2日にルヴァン杯・鳥栖戦

[ 2022年3月1日 05:30 ]

京都・チョウ貴裁監督
Photo By スポニチ

 京都はあす2日にルヴァン杯1次リーグ第2節・鳥栖戦(サンガS)を行う。チョウ貴裁監督(53)は「若い選手が育っていて、全員が攻守でアグレシッブ。そこは我々も目指すべきところで、似たスタイル」と“ミラーゲーム”に意気込んだ。

 個人的に楽しみな1戦でもある。20年にコーチを務めた流経大の教え子であるMF佐藤響とMF菊地泰智が鳥栖に在籍。「泰智は左利きで一瞬で状況や判断を変えられる。響は攻守で献身的にゴールに向かっていける。関わった選手で、彼らもプロの厳しさを感じるだろうけど、自分で解決して、苦しい時ほどポジティブなメンタルでやって欲しい」とエールを送る。

 教え子への温かい眼差しは自チームにも向けられた。2月26日のリーグC大阪戦で後半7分に交代した20歳MF川崎颯太にも言及。「昨年はノーマークだった選手がサポーターや仲間、メディアに評価されて、当然、記事とかも増えた。周りの反応が変わってきた。彼は勘違いする選手じゃないが、もしそれが重圧になって自分のプレーに役に立たないならば切り捨てろと言っている。開放させてプレーさせてやるのが僕の仕事」。より自身にフォーカスすることが成長をさらに早めていくと強調した。

 開幕から公式戦1勝2分けで、ルヴァン杯初戦・柏戦は押し気味に試合を進めながらもドロー。「鳥栖さんも気持ちを込めてやってくると思うけど、ルヴァン杯初の勝ち点3を取りたい」。J1舞台での公式戦4試合負けなしスタートは08年以来(公式戦2勝3分け)14年ぶり。C大阪戦からは多くの選手の入れ替えが想定されるがチーム一丸となって勝利をつかみ取る。

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2022年3月1日のニュース