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ポーランドサッカー協会「中立国でも対戦しない」 FIFAのロシアへの措置を批判…ネット上も不満多数

[ 2022年2月28日 18:16 ]

スイス・チューリッヒにあるFIFA本部の看板(ロイター)

 ポーランドサッカー協会のチェザリ・クレサ会長が28日、ウクライナに侵攻したロシアに対する国際サッカー連盟(FIFA)の“最初の処分”を批判。「チーム名が変わることなど意味はない。よって我々は中立国であってもロシアと対戦はしない」と明言。ネット上でもFIFAのロシア代表に対する処置に対し「不十分だ」というコメントが殺到した。

 FIFAはウクライナに侵攻したロシアに対し、国際試合の主催を禁止すると発表。ホーム戦は中立地で無観客として開催へ。国名の使用も認めず、ロシア・サッカー連合(RFU)の代表として試合を行い、国旗や国歌も禁じた。FIFA公式サイトではこの決定はあくまで「即時の最初の措置」と表現。ウクライナの状況が改善されない場合は追って対応を検討し、最悪の場合は大会から排除される可能性があると説明した。

 しかしクレサ会長は自身の公式ツイッターで「今日のFIFAの決定は全く受け入れられない。チーム名が変わることなど意味はなく、ロシアと対戦しないと決めていた我々のスタンスは変わらない」と批判。ネット上でも「もっと厳しい措置が必要」「FIFAの対応にガッカリだ」「この処分では不十分。ロシアは大会から追放されるべきだ」という過激な意見が多数。その一方で「これはイエローカードでは。追加制裁を示唆したからもっと厳しくなる可能性もあるかと」「FIFAの決定を支持したい。いい落としどころだったのでは」「FIFAとしても難しい判断だったはず。まずはこのくらいで良かったのでは」などの声もあった。

 ロシア代表を巡っては、ポーランドと同じくW杯欧州予選プレーオフに参加するチェコとスウェーデンも対戦拒否を表明。イングランドサッカー協会も、自国代表チームが「当面の間」ロシアと試合をしないことを発表していた。

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2022年2月28日のニュース