大分・ペレイラ　でかしたAT同点弾　下平監督「勝ち点1を取れたのはうれしく思う」

J2第2節   大分1ー1甲府 （ 2022年2月27日    JITス ）

大分MFペレイラ
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　下平新体制の“開幕戦”。試合終了直前にペレイラが同点弾を決めた。後半49分、増山がゴール右で倒されてFKを得た。アディショナルタイムの表示が4分だった。ラストプレーを覚悟したキッカー下田のクロスがクリアされた浮き球を、ペレイラが頭でねじこんだ。

　「最後まであきらめずに全員で戦った結果。勝つことはできなかったが負けずに引き分けに持ち込むことができた。チーム全員で取ったゴールだと思う」

　昨年12月の天皇杯決勝に続く試合終了直前の同点弾。「セットプレーは毎回ゴールを絶対決めるんだという強い気持ちで入っている」と胸を張った。

　チームはリーグ開幕直前にコロナ感染者が発生し活動停止。2試合が延期され24日に活動を再開したばかり。移動もある厳しい状況だったが、コンディション不良や強風、先制点の逆境を乗り越え、敵地で価値ある勝ち点1をもぎ取った。

　下平監督は「勝ち点1を取れたのはうれしく思います」と称えた。その一方で「昇格を狙うチームとしては常に勝ち点3を目指して内容的にも上回るプレーをしていかないと」と厳しい表情もみせた。代替日程も含めた公式戦“11連戦”がスタート。試練を乗り越えなければJ1復帰はない。
　（村田　有子）