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JFL鈴鹿の「Jリーグ百年構想クラブ資格」解除条件付き資格停止へ、ガバナンス体制に不備

[ 2022年2月28日 18:29 ]

鈴鹿ポイントゲッターズへの入団会見を終え記念撮影に納まる三浦泰年監督(左)と三浦知良(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 Jリーグは28日、JFL鈴鹿ポイントゲッターズの「Jリーグ百年構想クラブ資格」の解除条件付き資格停止を発表した。鈴鹿では昨年12月、元執行役員による内部告発騒動が発生し、調査が継続されていた。JFL規律委員会による調査の結果、鈴鹿ポイントゲッターズにおいて懲罰の対象となりうる行為が発覚。また適切ではないと考えられる金銭のやり取りが存在、ガバナンス体制に不備があると判断しうる複数の事情が認められた。

 これらにかんしてJリーグ百年構想クラブ規程第7条第1項第1号に定める「Jリーグの目的に反する行為」と判断すべきとの結論に至り、資格を停止することとなった。一方、クラブがガバナンス体制を改善する意思があり、22年6月のJ3ライセンス申請期限までに入会を認め得る状況に改善する可能性があることを前提に解除条件を付すこととなった。

 解除条件としては以下の全ての事項が実効的に機能し、実践されているとJリーグ理事会において判断されることが必要。(1)ガバナンス体制の改善(2)ステークホルダーからの支援継続。鈴鹿ポイントゲッターズが23年シーズンJ3クラブライセンス申請を行うためには22年6月に開催する理事会までに資格停止が解除される必要がある。

 今季の鈴鹿はJ2横浜FCからFW三浦知良(55)が期限付き移籍で加入し、来季のJ3昇格を目指しているが、まずはクラブ側が6月のJリーグ理事会までに百年クラブ構想資格停止の「解除条件」をクリアーすることが大前提となった。

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2022年2月28日のニュース