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C大阪・小菊監督“恩師の1人”チョウ貴裁監督との初対戦心待ち 「京都の生命線」断ってリーグ初勝利を!

[ 2022年2月25日 15:14 ]

チョウ貴裁監督との師弟対決に燃えるC大阪・小菊監督(C)CEREZO OSAKA
Photo By 提供写真

 26日に京都との“京阪ダービー”を迎えるC大阪の小菊昭雄監督(46)が恩師との再会を心待ちにした。敵将のチョウ貴裁監督(53)は04年にC大阪トップチームコーチを務めており、小菊監督とは旧知の仲。良い思い出とともに、今季ホーム開幕戦でリーグ初勝利をつかみ取る。

 04年当時の小菊監督は、C大阪でスカウト職に従事。それでも時間がある時はトップチームの練習見学に行っていたと明かし、その際「非常に温かく声を掛けてくれた」という。自宅が同じ方向という縁もあり「多い時で週に3回くらい食事に連れて行ってくれた。チョウさんの優しさや情熱に惹かれた。コロナ禍になるまでは毎年、食事に連れて行って下さった」と懐かしそうに振り返った。

 ただ「恩師の1人として感謝しています」と話しても、勝負ごとは別だ。相手は攻守にアグレッシブなサッカーを展開してリーグ開幕戦で浦和を撃破。昇格組といえど侮れないのは理解している。

 勝敗のポイントとして挙げるのは攻守の切り替え、スペースの使い方だ。攻守の切り替えは「京都の生命線」と警戒し「そこを回避してゴールに向かっていけるか」。そしてハイラインを設定する京都の背後をどう活用するか。策士・チョウ貴裁監督は相手の狙い目を逆手に取ってくることにも長け、背後へのシンプルなパスだけではなく「長短織り交ぜて」(小菊監督)“罠”をかいくぐるイメージを膨らませた。

 「勝利で飾って、サポーターの皆さんとともに素晴らしい瞬間を分かち合いたい」。23日のルヴァン杯・G大阪戦に続く関西勢撃破で、勢いを付ける。

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2022年2月25日のニュース