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ウクライナ選手の反戦メッセージに警告出さず 主審の対応をネット絶賛「かなり異例」「正直驚き」

[ 2022年2月25日 16:26 ]

アタランタ公式ツイッター(@Atalanta_BC)より

 サッカーの欧州リーグ(EL)決勝トーナメントプレーオフ第2戦が24日、各地で行われ、アタランタ(イタリア)がオリンピアコス(ギリシャ)に3―0で勝利。ロシアのウクライナ侵攻を受け、ウクライナ代表MFルスラン・マリノフスキー(28)はゴール後に反戦メッセージを掲げたが、主審がイエローカードを出さなかったことでネット上から称賛された。

 この日2得点と活躍したマリノフスキーは、1―0の後半22分にゴールを決めるとユニホームをめくって「ウクライナに戦争はいらない」というメッセージが書かれたTシャツを披露。両手を合わせお願いするようなジェスチャーで必死アピールした。

 試合中に“抗議行動”に出たマリノフスキーに対し、主審のカルロス・デル・セロ・グランデ氏は通常であれば提示されるはずのイエローカードを出さず。そのまま試合を再開させると、ネット上では「審判グッジョブ!」「審判、素晴らしい!」「かなり異例な対応に“男気”を感じました」「正直驚きました。例えどんな状況でも試合中に政治メッセージパフォしたら問答無用で警告だと思っていたので」と称賛の声が上がった。

 欧州サッカー連盟(UEFA)では24日「ウクライナで進行中のロシアの軍事侵略を強く非難します」と公式声明を発表。別会場のナポリ(イタリア)対バルセロナ(スペイン)でも試合前に両イレブンが集まり「戦争を止めよう」というメッセージを掲げるなど、欧州サッカー界での“反戦運動”が広がりを見せていた。

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