ウクライナ在住のブラジル出身のサッカー選手が母国にSOS！　「私たちを支援してください」

ドネツクに所属するマルロン（AP）
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　ウクライナの2大サッカー・クラブ「シャフタール・ドネツク」と「ディナモ・キエフ」に所属するブラジル選手が24日、ロシアのウクライナ侵攻を受けてブラジル政府に支援を求めた。

　国境が閉鎖され、燃料も枯渇しているためで、ドネツクに所属するブラジル選手11人のうちの1人、DFマルロン（26）は「ウクライナにいるすべてのブラジル人は混乱の中にいて途方に暮れています。だから政府のサポートを待っています」とインスタグラムに投稿。家族とともにホテルで身動きが取れなくなった様子を動画で投稿して窮状を訴えた。

　ウクライナのチームにはブラジル選手が多数在籍しており、リーグ自体が無期限で延期となったために行き場を失った形。ブラジルのフランサ外相は「ウクライナ在住のブラジル人をできるだけ速やかに近隣諸国に移動させる」と語ったものの、具体的な方策は示さなかった。

　なおAP通信によれば、ブラジルのボルソナロ大統領は前週にモスクワでプーチン大統領と会談。ウクライナに平穏が訪れることを望んでいると語ったものの、プーチン大統領の行動を批判してはいない。