田中碧　大一番のサウジ戦へ気合「W杯はやっぱり出ないといけない大会」

日本代表のMF田中碧
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　日本代表MF田中碧（23＝デュッセルドルフ）が30日、2日後に迫ったW杯アジア最終予選のサウジアラビア戦（埼スタ）に向けオンラインで取材対応した。

　0―1で敗れた昨年10月の対戦では、ベンチ入りするも出番なし。それでも20年のU―23アジア選手権では同U―23代表と対戦したことがあり、当時の経験も踏まえ、相手の印象を「身体能力も高いですし、速さもスピードもある。技術もしっかりしているので、アジアの中でも凄く強いチームかなと思います。少しアフリカぽいというか、（足が）伸びるところがありますし、チームとしても、やりたいことというのがはっきりしているし、凄く良いチーム」とと語り、警戒を強めた。

　その上で4―3―3のインサイドハーフで攻守において存在感を見せているボランチは、攻守におけるポイントについても言及。「（試合が）始まってみないと分からない部分はある」としながらも、守備に関しては「自分たちがどうやってボールを取るのかというのが非常に大切。どうやってはめに行くというのが、凄く重要になる」と強調し、逆に攻撃の部分については「攻撃の局面ではビルドアップの部分。前回の試合も前半などはカウンターでチャンスを作っていた。相手がより高い位置を取ってくる分、後ろのスペースが空くのかなと思います。ボールを奪ってから、それと奪い方というのは、気になる部分かなと思う」と指摘した。

　勝てば7大会連続出場に王手をかけ、逆に負ければ相手の本大会出場が決定する大一番。田中は「W杯はやっぱり出ないといけない大会。今までたくさんの先輩、選手が出場されてきましたし、その権利というものを手に入れてきた。それを自分が出てるときに、絶やしてはいけないと思います」と力を込めた。