なでしこ宮沢ひなた　勝利に導く代表初ゴール

女子サッカー・アジア杯準々決勝   日本7―0タイ （ 2022年1月30日    インド・ナビムンバイ ）

タイ戦で代表初ゴールを決めた宮沢ひなた（ロイター）

　W杯予選を兼ねるアジア杯（インド）に臨んでいるFIFAランキング13位の女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」は30日、準々決勝で同38位のタイに7―0と勝利。準決勝に進出し、9大会連続9回目のW杯出場を決めた。

　ドリブラー・宮沢ひなた（22＝マイナビ仙台）代表初ゴールを決めた。1―0の前半終了間際、「ここは走らないとと感じたので一直線で走った」と左サイドからゴール前まで進入し、こぼれ球を押し込んで貴重な追加点を上げた。「得点が欲しかった。なでしこジャパン初ゴールを決められたのは、素直にうれしい」と笑顔を見せた。

　グラウンダーの左クロスを菅沢優衣香（31＝三菱重工浦和）にぴたりと合わせ、先制点も演出。宮沢は「いいタイミングで走ってくれたので、出すだけでした」と振り返りながらも、「1ゴール1アシストと絡めたのはうれしかったですけど、ここで満足せず、よりゴールに関わるプレーを増やしたい」と貪欲だった。W杯の出場権獲得に大きく貢献し、次に目指すのはアジア杯3連覇。「大事な試合だったが、しっかりみんなで勝ち取れた勝利だった。得点シーンもいろいろな形で取れたので、次に向けていい試合ができた」と手応えを感じていた。