なでしこ菅沢　圧巻の4得点でW杯出場権獲得に大きく貢献「準決勝、決勝を勝ってチャンピオンに」

＜女子アジア杯準々決勝＞タイ戦でゴールが決まり、MF隅田（左）と喜び合うＦＷ菅沢（ロイター）

　W杯予選を兼ねるアジア杯（インド）に臨んでいるFIFAランキング13位の女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」は30日、準々決勝で同38位のタイに7―0で大勝し、準決勝進出を果たすとともに9大会連続9回目のW杯出場を決めた。

　圧巻のゴールショーだった。チーム最年長のFW菅沢優衣香（31＝三菱重工浦和）が自身1試合最多となる4ゴール。全6得点に絡む活躍で攻撃陣を引っ張った。「どの得点もアシストのボールが素晴らしかった。しっかり（ゴールに）入って良かった」。前半27分に先制ゴールを決めると、後半20分、同35分、同37分に立て続けに得点。特に1点目に関しては「ニアで合わせるのは自分の得意なプレーなので、今日のベストゴールかなと思う」と振り返った。

　これで来年開催される大舞台への切符を手にした。だが、まだ大会は終わっていない。次に見据えるのは頂点だ。「W杯出場権は自分たちのチームにとって最低限の目標だった。準決勝、決勝を勝ってチャンピオンになれるように頑張りたい」。不屈のストライカーは言葉に力を込めた。