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日本代表DF長友が限界論争を歓迎 「局面を打開したとき2022倍の称賛して」

[ 2022年1月30日 12:45 ]

長友佑都
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 日本代表DF長友佑都(35=FC東京)が30日、W杯アジア最終予選サウジアラビア戦(2月1日、埼玉)に向けたオンライン取材に応じ“左サイドバック限界論争”を歓迎した。「どんどん批判してもらって良いが、局面を打開したとき2022倍の称賛で称えてもらえればと思います」とニヤリと笑った。

 先発した27日の中国戦では持ち味を発揮できず、途中交代で入った中山がゴールをアシストするなど試合後には先発交代論も浮上した。世間の批評は長友の耳にも届いている。それも踏まえた上で「代表を背負っている以上、ダメなら批判されて当然」と冷静に浮けととめた上で「やっぱり厳しい批判とか、厳しい意見の中に自分を成長させるチャンスが眠っていると感じている」と話した。

 競争がサッカー選手・長友佑都を成長させると信じている。中山については「サイドバックを普通にやってきたんじゃないかというくらい落ち着いている。あそこまで落ち着いて見られる選手はいない」とライバルに対して最大限の賛辞を送る。成長著しい中山にポジションを奪われる可能性もゼロではない。その上で「自分自身、競争がないと慢心してしまう。それが一番危険な状況で、中山のような良い選手が出てくるのはぼくにとってもありがたい。エネルギーが心底出る」

 インテル、ガラタサライ、マルセイユなど欧州のビッグクラブで常に批評の目にさらされ続けてきた長友にとって、この程度の批判でへこんではいられない。「欧州では批判も世界中からくる状況だった。それに比べるともっと批判されてもいい」。過去にも不利な状況を覆してきた“逆境男”の闘志は消えていない。「人々が感動するのはそこからはい上がる姿。そういうストーリーを作れるように、本当の意味で感動させたい」と力強く語った。

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2022年1月30日のニュース