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大分、2試合残し4季ぶりJ2降格が決まる 深刻な得点力不足解消できず片野坂監督「本当に申し訳ない」

[ 2021年11月21日 05:30 ]

明治安田生命J1第36節   大分0-0鹿島 ( 2021年11月20日    カシマ )

鹿島と引き分け、肩を落とす大分イレブン=カシマ
Photo By 共同

 各地で10試合が行われ、18位の大分は鹿島と0―0で引き分け、2試合を残しJ2降格が決まった。来季は18年以来、4季ぶりのJ2となる。15位湘南、16位清水がともに勝ち、勝ち点差が7に広がり17位以下が確定した。仙台と横浜FCも敗れて降格が確定。同日に3クラブの降格が決定したのは史上初めて。仙台は09年以来、横浜FCは19年以来のJ2となる。

 J2へ4季ぶりに転落。2016年、J3だった大分を率いてJ1まで引き上げた片野坂知宏監督は目を赤くしてうなだれた。

 「私自身の責任。本当に申し訳ありませんでした。選手のプレーを引き出せなかったこと、勝ちにつなげられなかったこと、全て私の力がまだまだ足りないところ」

 崖っぷちの一戦で相手の猛攻を受けながらもチームは気迫あふれるプレーでゴールを死守した。ただ、今季の大きな課題である得点が奪えずスコアレスドロー。湘南、清水の勝利でJ2降格が決定すると、敵地まで駆けつけた大勢のサポーターは涙に暮れた。6年ぶりのJ1復帰を果たした2019年2月23日の開幕戦で勝利したカシマスタジアムで、今度は降格の屈辱を味わった。

 大分が挙げた得点は36試合で26点。今季のJ120チームで最少だ。指揮官は「J1定着」へ最も必要だったことを聞かれると「得点を取ること」と話した。経営破綻で借金返済に追われた過去があるクラブにおいて、限られた予算内でGKからビルドアップする緻密な戦術で戦ってきた。指揮官は「お金をたくさん出して外国人選手を含めいい選手を入れられる状況ではない。戦術の中でチャレンジしてきたが、個の能力の部分で上回るところは必要と感じた」と、前線における個の能力の必要性を口にした。

 J3からチームの土台を築いてきた鈴木(清水)、岩田(横浜)らの流出ダメージも大きかった。指揮官もG大阪など他クラブからラブコールを受け、去就は流動的だが、再び始まるJ1への挑戦に「1年でJ1に復帰すること、それが目標。切り替えてやっていくしかない」と力を込めた。残り2戦が来季への布石となる。

 ▼大分・西山哲平GM 選手の大量流出があった中で監督には苦労をかけた。個ではなくグループで上回るというのは短期間ではなし得ないと改めて痛感した。やるからには1年で戻ってきたい。

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