J1史上初3クラブ同日降格 仙台は13年ぶり…手倉森監督「心の整理はなかなかできない」

[ 2021年11月21日 05:30 ]

明治安田生命J1第36節   仙台0―2湘南 ( 2021年11月20日    ユアスタ )

<仙台・湘南>湘南に破れ、ガックリの仙台イレブン(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 明治安田生命J1リーグは20日、各地で10試合が行われ、史上初めて3クラブの降格が同日に決定した。19位の仙台は残留を争う湘南とホームで対戦し、0―2で敗戦。16位の清水が広島に勝利したため残り2試合で勝ち点差が9に広がり、来年は13年ぶりにJ2で出直すことになった。最下位の横浜FCは神戸に0―2で敗れ3年ぶり、18位の大分は鹿島と引き分けたものの清水の勝利で4年ぶりの降格が決まった。

 東北からJ1の灯が消えた。手倉森誠監督(54)は「今、現実を受け止める心の整理はなかなかできない」と沈痛の表情。来季は13年ぶりにJ2で立て直しを図ることとなった。

 昨季は所属選手の不祥事に財政難が重なり、チームの成績も低迷。東日本大震災から10年の節目を迎える今季は挽回を図るべく、12年にクラブを2位に押し上げた手倉森監督を招へいした。「人もボールも動いて、コレクティブに仕掛けていく集団サッカーを体現したい」。だが、開幕からつまずいた。

 攻めては安易にボールを失い、守っては堅守の面影はなかった。1節の広島戦から3分け7敗と沈み、29節からは清水、徳島、柏、大分と残留争いのライバルに1分け3敗。ある選手は「今まで危機感がないと思うところも多々あった。ピリピリしているムードは今まであまりなかった」と話すなど、J1の12年間でぬるま湯に漬かっていたのかもしれない。

 一からのスタートを前に、指揮官は「もう一回、クラブをつくり直せと言われているんじゃないか」と話す。クラブのビジョンを見直し、どんなサッカーをするべきなのか。被災地の希望の光となるべく、クラブは大きな転換期を迎えた。

 《下位4チームが自動降格》今季2試合を残して大分、仙台、横浜FCのJ2降格が決まった。20チーム制から来季18チーム制に戻るため、今季は過去最多となる下位4チームが自動降格する特別なシーズン。とはいえ下位3チームが自動降格だった09~17年にも同日に3チームの降格が決まった例はなく、今回が史上初。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2021年11月21日のニュース