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C大阪・大久保を古巣イレブンが胴上げ! 引退表明直後の川崎F戦、試合後に元同僚の手で13度舞った

[ 2021年11月21日 05:30 ]

明治安田生命J1第36節   C大阪1-4川崎F ( 2021年11月20日    ヨドコウ )

試合後、古巣川崎の選手らに胴上げされるC大阪・大久保=ヨドコウ
Photo By 共同

 西日が差すピッチで11月の冷たい風に吹かれ、C大阪FW大久保嘉人(39)は目を潤ませた。前日19日に今季限りの引退を表明し、臨んだ古巣の川崎F戦。試合後は本拠地スタンドからの拍手に手を振り、古巣の川崎F側サポーター席にも向かった。自身の横断幕が掲げられた客席を前に拡声器を持って、あいさつ。元同僚の手で胴上げされ、川崎F時代の背番号と同じ13回、宙を舞った。

 2点を追う後半開始から投入され、さっそく同1分にペナルティーエリア内への浮き球パスを送る。MF原川のシュートにつながる起点となり場内を沸かせた。J1歴代最多の通算191得点更新ならずも、たびたび得点機にからんだ。小菊監督は「嘉人が入ってから相手ゴールに向かう姿勢が強くなり、会場の雰囲気も変わった」と改めて存在の大きさを語った。DF西尾は「教えてもらったことはたくさんある」と感謝し「まだ天皇杯もあるので、タイトルを獲って嘉人さんの花道をつくれたら」。準決勝進出している天皇杯での奮闘を誓った。

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