WEリーグ千葉　仲間に贈るゆりかごダンス　林主将「みんなが幸せな気持ちになれた」

Yogibo　WEリーグ第8節   千葉1―0新潟 （ 2021年11月6日    新潟陸 ）

勝利を喜ぶ千葉の選手たち
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　ママになったチームメートに、千葉イレブンが祝福のゆりかごダンスを贈った。スコアレスドロー目前の後半45分、途中出場のMF安斎結花（25）が倒されてPKを獲得。MF鴨川実歩（24）が冷静に決め、これが決勝点となり3連勝を飾った。WEリーグ初得点の鴨川は「絶対にゆりかごをして勝とうと言っていた。できて良かった」と、安どの様子を見せた。

　試合前日の5日、産休中のFW大滝麻未（32）が、第1子となる男児を出産した。間もなく本人からチームのグループLINEに赤ちゃんとの写真が送られると、LINEはすぐに祝福のメッセージであふれたという。主将のDF林香奈絵（27）は「今朝もゆりかごダンスしてほしい、頑張ってと連絡をもらった。チームメートの幸せでみんなも幸せな気持ちになれて、苦しい試合でも最後に気持ちのところで勝ち切れた」と喜びをかみしめた。

　この日はチームの持ち味である前線からの守備がはまらずに苦戦したものの、最終ラインの的確なコントロールで守り切った。3バックの中央を務める林は「やりたいサッカーができないときもある。その中でもGKと連係して落ち着いて対応できた」と手応えをつかんだ様子。開幕4戦勝利なしから一転しての快進撃に「若いチームだからこそ、勢いに乗る力はあると思う。この勢いを止めないようにチャレンジしていきたい」と躍進を誓った。