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セルティック・古橋、先発3分弾 今季17戦11発 1トップで結果 代表でも右足不安の大迫の代役任せろ

[ 2021年11月6日 05:30 ]

欧州リーグ1次リーグ第4戦G組   セルティック3-2フェレンツバロシュ ( 2021年11月4日 )

<フェレンツバロシュ・セルティック>前半、先制ゴールを決め、チームメートと喜ぶセルティックの古橋(左)
Photo By 共同

 欧州リーグは4日に各地で1次リーグ第4戦が行われ、G組でスコットランド1部セルティックの古橋亨梧(26)がフェレンツバロシュ戦で1得点1アシストの活躍を見せた。後半25分に交代しチームは3―2で競り勝った。D組でEフランクフルトの鎌田大地(25)はオリンピアコス戦でゴールを決めて2―1の逆転勝利に貢献。W杯アジア最終予選(11日ベトナム戦、16日オマーン戦)に臨む日本代表に招集された攻撃陣が調子を上げている。

 日本代表FW古橋が相手DF2人を手玉に取った。開始3分、ゴール正面でパスを受けると、右足で切り返してDFをかわした。すかさず2人目がブロックに来たが、股を抜く正確な左足で先制点を奪った。

 後半には絶妙なスルーパスで決勝点をお膳立て。1ゴール1アシストの活躍で、自身のツイッターに「今日も応援ありがとうございました!アウェーでの勝利に貢献できてよかったです」とつづった。ポステコグルー監督も英BTスポーツで「全て素晴らしいゴールだった」と称賛した。

 公式戦17戦で11得点。その圧倒的な得点力にほれ込んだクラブOBのデビッド・プロバン氏は、先月30日のリーグ戦で古橋を途中出場させチームが引き分けた際には、「亨梧がベンチにいるのは意味がない」と発言。さらに「ロナウド(マンチェスターU)を先発から外した後、アレックス・ファーガソン(元指揮官)が“最高の選手はいつもプレーさせるべき”と言ったのを思い出す」と、世界的なストライカーの境遇と古橋を重ねるほど周囲は高く評価している。

 この日はゴールに最も近い3トップの中央でプレーし、存在感を発揮。W杯アジア最終予選に臨むメンバーには、森保ジャパンで1トップを担ってきた大迫も招集されたが、3日に右足の負傷から復帰したばかり。これまで頼ってきたエースの状態に不安を抱える中、欧州で活躍を続ける“1トップ”古橋への期待が高まる。 

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