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川崎F・鬼木監督 連覇決定後も妥協なし!「圧倒すること、そこを求めてやっていきたい」

[ 2021年11月5日 17:05 ]

<川崎F・浦和>金のジャケットに袖を通した川崎F・鬼木監督(撮影・西海健太郎)
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 川崎Fの鬼木達監督(47)が5日、残りのリーグ戦4試合も一切妥協しない強い姿勢をのぞかせた。3日にリーグ連覇が決まり、就任5年目の指揮官にとっては史上最多となる4度目のリーグVを達成。だが優勝決定直後も「まだ残されたタイトル(天皇杯)がある」と語っていたとおり、7日のアウェー・鳥栖戦に向けたこの日のオンライン取材でも「相手チームも優勝チームとの対戦ということでモチベーションは高い。そこを超えていく、成長している姿を見せたい」と力を込めた。

 失点は34試合時点で22。試合数に違いはあれど、08年に大分が記録した過去最少24を更新する可能性もある。指揮官は「(優勝が)決まった以上、やれることはどんどんやっていきたい。失点、得点。圧倒すること、そこを求めてやっていきたい」と強い意気込みを語った。

 前日4日に発表されたW杯アジア最終予選のベトナム戦(11日)、オマーン戦(16日)のアウェー2連戦に臨む日本代表のメンバーには、川崎FからはMF旗手が初招集されたほか、DF谷口、山根が復帰。その他、今夏海外移籍したMF三笘や田中、さらに守田らJ1連覇に関わったメンバー6選手が招集された。指揮官は常々「選ばれないな、というのではなく、どうやったら日本でやりながら選ばれるのか」などと考えていたようで、その中で導き出された答えの1つが、海外組と国内組で違いが指摘されることの多い「プレーの強度」を上げることだったという。

 「強度のところは常に求めないと、代表に行って気づかされるのでは遅い。強度が上がれば、それが結果的にチーム(川崎F)にも良い影響を与える。相乗効果をとして得られれば良いなと思っている」と指摘。森保ジャパンは先月の豪州戦で川崎Fと同じ4―3―3布陣を採用し劇的勝利を飾ったが、「システム云々ではなく、どんな監督だろうと、代表に行ったらプレーできる。そういう選手を育てないといけないと思っている」と話した。

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2021年11月5日のニュース