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森保JAPANに川崎Fの力!勝負の2連戦に“J1連覇戦士”から6人 W杯最終予選メンバー発表

[ 2021年11月5日 05:30 ]

会見に臨んだ日本代表・森保監督(C)JFA
Photo By 提供写真

 日本サッカー協会は4日、W杯アジア最終予選のベトナム戦(11日)、オマーン戦(16日)のアウェー2連戦に臨む27選手を発表した。サンジロワーズのMF三笘薫(24)、川崎FのDF旗手怜央(23)が初招集されるなど、前日3日にJ1を制した川崎Fの2連覇に縁(ゆかり)ある選手を計6人招集。勝負運を持ち、4―3―3布陣を熟知する陣容で、負けられない戦いに挑む。

 森保ジャパンの“サムライブルー”が川崎Fのチームカラー“サックスブルー”に染まった。今夏、欧州移籍した三笘に加え、3日に優勝を決めたメンバーから旗手を初招集。さらに谷口、山根も復帰した。田中、守田を含め、川崎FのJ1連覇に縁ある選手は6人。森保監督は「勝つためのベストなメンバーを選ばせてもらった」とし、近年のJリーグを圧倒する力と勢いを惜しみなく注入したことを明言した。

 最大の利点は4―3―3への適応力。先月の強豪オーストラリア戦で採用し、劇的な勝利を飾った布陣。その中心には守田と田中がいた。「チーム状態が上がり結果も伴った。流れは大事にしたい」と指揮官。11日の敵地ベトナム戦まで、全員での練習はわずか2日間という。日頃から4―3―3で戦う川崎F勢は、戦術も勝ち方も熟知している。

 待望の初招集となった三笘はまさに4―3―3布陣の切り札となる。森保監督は渡欧後の三笘が攻守に強度が増したことを確認した上で「彼の攻撃力は武器になる」と評価。一方、旗手はジョーカーとして期待される。DF、MFに加え、東京五輪では前線でもプレーした万能選手。今回はDF登録だが「表記にとらわれず起用したい」と明かした。

 依然として結果次第で進退問題は避けられない。森保監督は「土俵際での戦い。相手の死に物狂い以上の戦いができるよう準備したい」と認識を示した。9月には移籍期間が絡んだ冨安らの招集を見送る“余裕”もあったが、今回は右足負傷明けの大迫も招集するなど、指揮官も死に物狂い。日本最強のサックスブルーの色合いを強め、勝負の2連戦に向かう。

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2021年11月5日のニュース