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冨安、大一番の豪州戦「僕たちの覚悟をチームとして結集させて臨みたい」

[ 2021年10月9日 13:00 ]

日本代表DF冨安
Photo By スポニチ

 日本代表のDF冨安健洋(22)が9日、オンラインで取材に応じ、大一番のオーストラリア戦(12日、埼玉)に向けて「より追い込まれた状況になっているので、僕たちの覚悟をチームとして結集させて臨みたい」と悲壮な覚悟を語った。

 0―1で敗れた敵地のサウジアラビア戦直後からの長距離フライトを経て前日深夜に帰国し、宿舎に着いたのは午前2時頃。休む間もなく午後からまた調整を開始する。過酷なスケジュールの中でも、最終予選で3敗目は許されない。「全員が勝ちたい、W杯に行きたいと思っていて、その気持ちがまだ結果として表れていない。その気持ちをどうチームとして結集させて勝ちまで持っていくかというところだけ」とやるべきことを語った。

 日本がここまでの最終予選3試合で奪った得点は1得点のみ。ゴールを挙げなければ勝つことはできない。冨安は「まずは全選手が、今誰がフリーなのかを感じる必要がある。相手のシステムをしっかりと判断材料として持って、必然的に誰がフリーか分かった上で、どうボールを動かすか、どういうふうにボールを持っていくか、全選手が共有しないといけない」とサウジアラビア戦で出た課題を指摘した。

 特に後半はサイドチェンジが少なく「スローインでのボールロストがいつもかなり多すぎる」とも反省した。守備陣にも修正点はあったという。ボランチやサイドハーフに守備の負担が掛かっていたとし、「ある程度、“後ろ同数でいいよ”と、そこを受け入れられるくらいの自信を持って後ろはプレーしないといけない。もっと僕たちディフェンスラインが守備のところでは負担を請け負わないといけないと感じた。変えていかないといけないところ」と自らにも修正を課した。

 7大会連続のW杯切符に黄色信号がともる状況に追い込まれ、サウジアラビア戦後には主将のDF吉田麻也(33)が自らの代表引退も懸けて残りの最終予選に臨む覚悟を口にした。まだ22歳ながら、日本の最終ラインにいなくてはならない存在となっている吉田の相棒は「自分自身に集中するところと、プラスアルファして周りにも何か影響を与えていくことを自分に求めていかないといけない」と役割を自負した。

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2021年10月9日のニュース