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柴崎がまさか…痛恨パスミス、前半から“予兆”随所でボールロストあった

[ 2021年10月9日 05:30 ]

W杯アジア最終予選B組   日本0―1サウジアラビア ( 2021年10月7日    サウジアラビア・ジッダ )

<サウジアラビア・日本>パスミスから決勝点を与えてしまった柴崎(C)JFA
Photo By 提供写真

 日本にとって致命的なパスは、相手にとっては極上のスルーパスとなった。柴崎が後半26分、あってはならないミスを犯した。原口のパスを拾い、ハーフウエーライン付近から苦しい体勢で吉田に出したバックパスが、ずれた。ブリカンにかっさらわれて決勝点を許した。「(柴崎)岳を責められるわけではない」。ボランチの相棒である遠藤は責任をかぶったが、大一番で重く響く失態となった。

 前半から随所でボールを失い、“予兆”はあった。遠藤は「(柴崎の)立ち位置が悪かったとは思わない」としながらも、「前を向けるタイミングで顔を出したときにパスが出てこず、バックパスになるのはあった」と周囲との距離感の悪さを指摘した。

 柴崎の森保ジャパンでの先発は26試合で最多。W杯ロシア大会をベスト16で終戦した後、誰よりも日本と世界との差を訴えてきた“心臓”のミスが、次のW杯出場に黄色信号をともす結果を招いた。だが、ミスは個人のものでも、結果は一人の責任ではない。「どうサポートできたか」(遠藤)は、柴崎にずれたパスを送った原口も含め、全員が自問自答する必要がある。

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