×

南野拓実 “本田超え”の一発で日本の窮地を救う 「得点でチームに貢献することが1番求められている」

[ 2021年10月6日 20:00 ]

サウジアラビア戦に向けた練習で、笑顔を見せる南野(中央)
Photo By 共同

 日本代表MF南野拓実(26=リバプール)が6日、あす7日のW杯アジア最終予選サウジアラビア戦(ジッダ)に向けてオンラインで取材対応した。9月の開幕オマーン戦は左大腿部の違和感で出場を回避、続く中国戦はカタールへ帯同するも無念の途中離脱となった。MF本田圭佑を超える史上初のW杯予選出場8戦連続ゴールへ足踏みが続くだけに、金字塔を打ち立てて9月シリーズの鬱憤(うっぷん)を晴らす。

 「それ(得点)でチームに貢献することが1番、自分にとっては求められている。今回は何がなんでも絶対に勝ち点を獲って帰らないといけない。引き分けではなく、2戦とも勝たないと次につながらない。そのために全力でプレーする」

 途中離脱となった中国戦は「正直言うと、僕の気持ちとしては次の試合(中国戦)に出るつもりで準備していた。だからこそ、カタールには1度行ったんですけど」と南野は振り返るが、代表ドクターとリバプールのドクターが話し合った上でクラブ側が欠場を要求したという。それでも、帰国後は9月21日のイングランド・リーグ杯3回戦ノリッジ戦で2得点を挙げるなど、状態を上げて正念場の代表に戻ってきた。

 「リーグ戦での出場機会がなく、不安に思っている人もいるかもしれないが、個人的には全然問題はないと思っている。前回、ケガして1カ月後に代表戦があるのが分かっていたので、それに合わせていいコンディションを描けるように準備してきた。自分の置かれている状況の中で100%の準備をしてきたつもりなので」と、エースは自信も伺わせた。

 勝てばW杯出場圏へ大きく前進するも、負ければ一気に後退する大一番の2連戦。「最終予選の1番のライバルとなる2チーム。前半戦の1つのヤマ場と感じている。ここでアウェーの中でのサウジアラビア戦は、今までの日本代表の歴史の中でも不気味な雰囲気のある難しい試合になるだろうと思っているが、どんな形でも勝利につなげていきたい」。背水の覚悟で、チームの窮地を救う一発を狙う。

続きを表示

この記事のフォト

2021年10月6日のニュース