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冨安健洋 アーセナル30億円移籍へ 日本人4人目 移籍の動き加速で帰国せず 2日オマーン戦欠場

[ 2021年9月1日 05:30 ]

DF冨安健洋
Photo By スポニチ

 英プレミアリーグの名門アーセナルがボローニャの日本代表DF冨安健洋(22)を獲得することが決定的となった。移籍期限となった31日、交渉は一気に進み、スカイスポーツなどによれば、移籍金は最大2300万ユーロ(約30億円)でクラブ間合意し、メディカル検査を経て正式発表される。

 欧州屈指のビッグクラブも今季は67年ぶりの開幕3連敗で低迷。右SBの補強が急務で同ポジションとCBをハイレベルでこなす冨安に白羽の矢が立った。18年1月にシントトロイデン入り、19年からボローニャへ移籍した冨安は昨季セリエAで31戦2得点。今夏はトットナムなど複数の強豪クラブが獲得に動いた。アーセナルでは稲本、宮市、浅野に続く4人目の日本人選手となる。

 冨安はこの日から日本代表に合流予定も移籍の動きが加速したため帰国せず、2日のW杯予選オマーン戦欠場が決定。日本協会の反町技術委員長も「彼にとっても今後の日本サッカーにとってもいいこと」と話していた。正式決定すれば今後、日本代表にはW杯予選中国戦(7日、ドーハ)へ「アーセナルの冨安」として合流する。

 ▽アーセナルFC ロンドン東部にあった兵器工場の労働者が1886年に創設。チーム名やエンブレム、愛称ガナーズは全て大砲に由来する。リーグ13回、FA杯14回優勝を誇る強豪も、無敗Vの03~04年を最後にリーグ優勝なし。アーセン・ベンゲル氏が長く監督を務め、現在は3年目のミケル・アルテタ監督(39)が指揮を執る。チームカラーは赤と白。ホームは約6万人収容のエミレーツ・スタジアム。

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2021年9月1日のニュース