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日本代表 何かが起きるアジア最終予選の「初戦」 鬼門は生きていた

[ 2021年9月1日 21:40 ]

W杯アジア最終予選A組   日本0ー1オマーン ( 2021年9月2日    パナスタ )

<日本・オマーン>後半、失点しうなだれる(右から)吉田、植田、柴崎、権田(撮影・小海途 良幹)
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 7大会連続W杯出場を目指すサッカー日本代表が屈辱的な敗戦を喫した。ホームで過去10戦無敗のオマーンに、まさかまさかの0―1。快勝発進を期待したパナスタに、試合後、微妙な空気が流れた。ただ、過去を振り返れば、アジア最終予選の初戦は、意外なドラマが生まれることが多い。

 06年ドイツ大会では、北朝鮮とホームで激突。1―1の後半ロスタイムに、途中出場の大黒将志が起死回生の勝ち越し弾を決め、何とか勝ち点3を拾った。10年南アフリカ大会は、初戦でバーレーンと対戦。後半40分に中村憲剛のゴールで3―0とリードを広げたものの、直後2点を奪われ(1点はオウンゴール)、最後の最後まで慌てた。

 14年のブラジル大会では、オマーンに本田圭佑、岡崎慎司らのゴールで3―0と快勝発進するも、記憶に新しい前回18年のロシア大会は、ホームでUAEに1―2の逆転負け。リズムを崩し、その後も苦戦を強いられた。

 もちろん、紆余曲折を経ても、6大会連続(02年日韓大会は予選免除)でW杯の舞台に立ってきた事実は重い。敗戦が良薬となるか。森保ジャパンの「奮起」を祈るしかない。

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2021年9月1日のニュース