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U24久保は超強気!22日初戦の相手・南アはコロナで戦力ダウン「得でしかない」

[ 2021年7月22日 05:30 ]

華麗なボールさばきを見せる久保建英(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 東京五輪のサッカー男子日本代表は22日、1次リーグA組初戦で南アフリカと東京・味の素スタジアムで対戦する。相手は3人の新型コロナウイルス陽性者が出て18人が濃厚接触者となっているが、MF久保建英(20=Rマドリード)は日本への悪影響を一蹴。17年のU―20W杯でも倒した相手を、相性のいいFC東京時代のホームで下す意欲を口にした。南アの濃厚接触者は開始前6時間以内の検査で陰性なら出場可能。試合成立には13人以上の登録が必要となる。

 大舞台の幕開けを前に、久保は落ち着き払っていた。対戦相手に濃厚接触者が続出する状況でも、影響を受ける様子は全くない。「こんなこと言っていいのか分からないですけど、相手に何人陽性者が出ていようが誰がケガしていようが、自分たちにとって損ではなくて得でしかない。しっかり自分たちにフォーカスしていけたら」と勝負に情けを持ち込むつもりはない。

 初戦の会場は古巣のFC東京時代の本拠地、味の素スタジアム。「味スタではプロに入ってから(先発したリーグ戦では)一回も負けたことなくて」と振り返る。ただ、3月のアルゼンチン戦では0―1で敗戦。「もう一回、味スタでは勝てるという意識を持っていきたい」と期す思いも強い。

 南アフリカとは17年のU―20W杯の1次リーグ初戦で対戦し、2―1で勝利した。日本は中山、冨安、板倉、三好、堂安が先発し、南アフリカもメンバーの中に当時の先発5人が含まれている。この試合で決勝点をアシストしたのは途中出場の久保。左でDFを引きつけ堂安の得点をワンタッチパスで演出した。

 17日のスペイン戦でも久保のアシストから堂安の先制点が生まれたばかりで、あうんの呼吸が生み出すワンタッチパスからの“再現”にも期待が高まる。「ボールの方が選手より速いですし、ワンタッチで崩せていけるならそれに勝るものはない。アフリカの選手は変化にあまり強くないイメージがある」と20歳。東京五輪への出場意欲はかねて強く、19年夏のRマドリードとの契約時にも招集容認の条項が含まれていた。待ち続けた舞台で、いよいよ日本の至宝が輝きを放つ。

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2021年7月22日のニュース