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A代表・大迫 開始76秒、完璧なオトリ“電光石火”のアシスト 

[ 2021年6月4日 05:30 ]

強化試合   日本代表3-0U―24日本代表 ( 2021年6月3日    札幌D )

<日本・U-24日本>前半、遠藤渓にユニホームに引っ張られながらもボールをキープする大迫(撮影・西海健太郎)
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 開始76秒、A代表の“ハンパない”愛のムチが振るわれた。MF鎌田の右CK。ニアで頭で合わせたのがFW大迫だ。高い打点で後ろにそらし、ファーでフリーだったMF橋本の代表初ゴールをお膳立てした。一時はオーバーエージ(OA)有力候補にも挙がっていた森保ジャパン不動の1トップ。「フリーでヘディングできた。橋本がいいところに詰めてくれた」。吉田不在のこの日はキャプテンマークを巻いてプレーし、電光石火のアシストで違いを見せつけた。

 A代表はこの日、ライトブルーを基調とした日本協会創立100周年の記念ユニホームを着てプレー。序盤から気迫のこもったプレーを見せた。「みんな凄い気合入っていた。試合前から絶対に負けられないと話していて、その気持ちを出せたと思う」と橋本。弟分も意地を見せ、逆襲を受けた場面もあったが、前半41分には鎌田が左足で2点目をマーク。後半7分には途中出場の浅野が追加点を奪って貫禄勝ちを収めた。

 期待されたOAとの直接対決。吉田、酒井は出番なしでこの日は実現しなかった。大迫も会見でつい「正直、残念。OAとやりたかった」と漏らした。先制点は相手の隙を突いた形となったが、31歳のストライカーは「OAが入ると全く違うと思う。試合の入り方、締めるところは、OAがやってくれると思う」と期待を口に。プライドを懸けた異例の兄弟マッチ。“兄貴分”が貫禄のプレーで弟分を叱咤(しった)激励した。

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2021年6月4日のニュース