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森保監督 “兄弟マッチ”に期待 U24代表へ「ギラギラしたものをぶつけて」

[ 2021年6月2日 13:51 ]

男子サッカー日本代表の森保監督
Photo By スポニチ

 サッカー日本代表を率いる森保一監督(52)が2日、東京五輪世代のU―24日本代表との強化試合(3日、札幌ドーム)に向け、オンライン取材に応じた。

 ジャマイカ戦の中止を受け、急きょで決まった“兄弟マッチ”。U―24代表には「五輪で結果を出すことを直近の目標にしていると思うが、目標の先にはA代表でポジションをつかみ結果を出すことがあると思う。ギラギラしたものをぶつけてほしい」、一方のA代表には「それを受け止めるのではなく、持っている力をしっかり出すこと。チームの強化と自分の価値を上げることをしてほしい」と期待した。

 北海道とは深い縁がある。自身のA代表初陣となるはずだった18年9月、試合前日に北海道胆振東部地震が発生し、チリとの親善試合が中止となった。「地震があった当日から停電が起こり、生活のインフラが止まってしまった環境の中で、我々はホテルの中で何不自由なく過ごさせてもらった。従業員の皆さんも協会の皆さんも、自分の家のことや家族や大切な人のことを心配しなければいけない状況だったが、不安な顔を一切見せることなく我々をサポートしていただいたのを覚えています」と振り返る。

 今回の試合は、再び札幌の地で行われる。「また改めて札幌で試合をする機会があれば、戻って来て感謝を伝えたいと思っていましたし、サッカーを通して恩返しができればと思っていた」という指揮官は、「胆振東部地震で亡くなられた方々にこの北海道の地でご冥福のお祈りを捧げたい。心が傷付いている方々、まだまだ暮らしが戻っていない方の暮らしが少しでも早く元通りになるようにという思いを、この地で捧げる機会にしたい。復興で頑張っている方々に、また頑張っていただけるようなメッセージを届けられれば」と誓った。

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2021年6月2日のニュース