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日本代表・長友、選手とメディアの関係性で持論「思いを伝えたいというのが常にあります」

[ 2021年6月2日 13:01 ]

日本代表・長友(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 日本代表DF長友佑都(34=マルセイユ)が2日、オンライン取材に応じた。あす3日にU―24日本代表(札幌ド)との“兄弟対決”に臨む。

 長く日本サッカーをけん引するベテランが、対メディアの持論を展開した。長友は女子テニスの大坂なおみ(23=日清食品)の対応を含めた選手とメディアの関係について問われると「まず大坂選手がどういう状況でというのをあまり詳しく分からない。ちゃんと理解していないので、軽率にそういう言葉を出すのはよくないと思う」と前置きし、自身の考えを説明した。

 「自分の考え方だったりをメディアの皆さんを通してしかやっぱり発信できない。メディアの皆さんの力というものは、大きく感じている。自分の問題だけではなくて、思いを伝えたいというのが常にありますので、そこはメディアの皆さんとの関係性を大切にしたいと思っています」

 自身にとって気持ちのよい受け答えだけでないことも十分に理解している。34歳の左サイドバックは「もちろん質問によってはイラッとするときもありますけど」としつつ、「そこは感情コントロールしながら、自分自身はしっかりと対応しているつもりでいます」と言葉に力を込めた。

 選手とメディアの関係性については、5月27日に大坂がSNSを更新し、全仏オープンで記者会見に応じない意向を表明。その中で「ローラン・ギャロス(全仏)の期間中、一切の報道活動に応じない。アスリートの心の健康状態が無視されているような気がしてならない。自分を疑うような人の前には出たくない」と訴えていた。

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2021年6月2日のニュース