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国際親善試合中止 ジャマイカ代表のコロナ陰性証明書「不備」来日遅れ原因

[ 2021年6月2日 05:30 ]

円陣で話をする日本代表・森保監督(撮影・西海健太郎)
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 日本協会は1日、日本代表が3日に札幌ドームで予定していたジャマイカ代表との国際親善試合を中止し、代替で東京五輪世代のU―24日本代表と強化試合を行うと発表した。

 ジャマイカ代表は米国と欧州からの二手に分かれ来日を予定していたが、欧州組の10選手中8選手の陰性証明書に不備があり、アムステルダムの空港で足止め。新型コロナウイルスの防疫対策で、5月31日までに来日する必要があったが、結局10選手は到着できなかった。試合開催の条件は徹底した検査体制。日本の海外組も含めて入国翌日から毎日検査を実施し、3日目の陰性が確認されなければ試合に出場できないため、中止が決まった。

 日本協会の田嶋会長は再発防止に向けて「既に証明書を入手し(不備を)専門家に分析してもらっている」と説明。同代表は12日にU―24日本代表と親善試合を予定しており、欧州組は再検査後に来日する予定という。

 異例の兄弟マッチはA代表に重圧がかかるため、同会長は「タブー視されている。監督が兼務で良かった」と実現に感謝した。無観客開催で、投げ銭による募金活動も実施し、医療従事者らの活動に寄付することも決定。一方で、直前に書類の不備が発覚し、来日が認められないという事案は、東京五輪への警鐘ともなった。

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2021年6月2日のニュース