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Jリーグ、ワクチン大規模接種への協力は今月中にもスタート 三木谷氏危機感「日本は2周遅れ」

[ 2021年5月14日 19:10 ]

三木谷浩史氏
Photo By スポニチ

 Jリーグは14日、新型コロナウイルスワクチン大規模接種への協力に関する会見を行った。全国知事会と連携して実施する。同会見にはJリーグの村井満チェアマン、楽天の三木谷浩史会長、全国知事会会長の飯泉嘉門徳島県知事が出席。具体的な協力内容案は「各クラブが使用するスタジアムでワクチン接種が行われる場合のオペレーションのサポート」「Jリーグ、Jクラブのネットワークを活用したワクチン接種の担い手を募る呼びかけ」「Jリーグ、Jクラブの発信力を用いたファン・サポーターをはじめとした一般の方々へのワクチン接種への啓発活動」となる。

 村井チェアマンは「オペレーションは市区町村、地域単位で異なることが予想される。クラブと市区町村が緊密に相談しながら、必要に応じてプランを立てるということで具体的な導線のあり方、予約のあり方、チケッティングのあり方は行政にご指導をいただきながら個別に検討したい」としたうえで、啓発活動について「先日の実行委員会で全会一致の合意がみられたのがスタート地点。発信の手法、発信者、そして発信の具体的な内容はこれから迅速にスタートしたい。具体的な内容は行政サイドの要望があろうかと思うので、それを丁寧に聞きながら、個別性を高めてスタートしていきたいと考えている」と強調。さらに「Jリーグのスピード感でいえば今月中かなと思っている」と話した。

 三木谷会長も「この問題をアメリカは解決しようとしている。日本は半周遅れではなく、2周遅れくらいになってしまっている。大変危機感を覚えているし、このような形で全国知事会の飯泉会長、また村井チェアマンに力強いリーダーシップを取っていただけることを嬉しく思っている」とし、ワクチン接種について「日本は残念ながら遅々として進んでいないのが現状かなと思っていて、そこにできることがあるなら何でもするという所存でやっている」と言葉に力を込めた。

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2021年5月14日のニュース