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18歳のなでしこ、木下桃香が東京五輪出場を目指す

[ 2021年5月14日 18:04 ]

なでしこジャパンのMF木下桃香
Photo By スポニチ

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の代表候補合宿に今回、最年少で参加しているMF木下桃香(18=日テレ東京V)が、五輪代表メンバー入りを目指す。

 合宿4日目となった14日、オンラインで取材対応。本来であれば16日から行われるU―19日本代表の活動に参加する年代であるが、今回は“飛び級”で「なでしこジャパン」に選出された。18歳の若きなでしこは「自分としてもなるべくレベルの高いところでやりたいのはある。素直に今この場所にいられることはうれしい」と、常に目指すは高みだ。

 3月のトレーニングキャンプで初招集されると、勢いそのまま4月の国際親善試合にも途中出場。五輪代表のメンバー入りへ名乗りを上げた。ただ、現状に満足する様子は一切ない。「自分自身が成長していった中で、その先に五輪が見えて来ると思う。自分の力の底上げは絶対にやらなければいけない」と、一歩一歩確実に進む姿勢を強調した。

 13日の練習試合でも「(ボールを)受けた後のプレーの質がとても低い。後ろ向きなプレーが多く、ミスパスが続いてしまった。自分の持ち味であるゴールへ向かうプレーを出せなかったのは課題」と、自身のプレーを冷静に分析。18歳とは思えぬ落ち着いた様子で、「(WEリーグの)プレシーズンマッチも始まって、自分の力不足を痛感することが多い。この代表合宿でも、もちろん五輪に選ばれるためにがんばるのもありますけど、それ以上に少しでも多くのものを吸収して成長したい」と話した。成長止まらぬなでしこが、五輪代表メンバーの18枠に割って入る。

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2021年5月14日のニュース