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福岡 終了間際猛攻実らず…リーグ4戦ぶり黒星、奈良「しっかり次に準備したい」

[ 2021年4月4日 05:30 ]

明治安田生命J1第7節   福岡1ー2札幌 ( 2021年4月3日    ベススタ )

<福岡・札幌>同点ゴールを決めた奈良(39)を祝福する福岡イレブン
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 1点を追う福岡は、後半アディショナルタイムにDF志知がシュートを放ったが、惜しくもポスト直撃。逃げ切りを図る札幌に対し怒濤(どとう)の攻撃を見せた福岡だったが、あと一歩及ばずにリーグ戦4試合ぶりの黒星を喫した。

 日本代表戦を挟んで2週間ぶりとなったリーグ戦。ケガで離脱していたDF奈良、FW渡と攻守で期待の新戦力2人が、今季初先発した。だが、前半30分に先制を許す苦しい展開。この状況を打開したのが札幌ユース出身の奈良だった。後半7分、サロモンソンのクロスを頭で完璧に合わせる同点弾。今季初得点を古巣相手に決めた。

 ただ、2分後に勝ち越しのゴールを決められて、奈良は「追いついてすぐに2点目を取られたことがもったいない」と悔やんだ。チームが敗れて笑顔はなかったが、CBとして守備でも札幌の強力な攻撃に粘り強く、冷静に対処。長谷部茂利監督は「(コンディションが)100%じゃない中で得点も取ったし、非常に良かった」と高評価した。

 奈良はこの試合でJ1リーグ通算100試合出場を達成。4月はルヴァン杯を含めると8試合をこなす過密日程で、経験豊かな奈良が戦力に加わったのはチームにとって大きなプラスだ。奈良は「試合に出てリカバリーするリズムの中でコンディションは上がっていく。しっかり次に向けて準備したい」と今後の戦いを見据えた。

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2021年4月4日のニュース