久保、スペイン1部ヘタフェ移籍発表　今季終了までの期限付き

ビリャレアルの久保（共同）
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　スペイン1部ヘタフェは8日、同Rマドリードから日本代表MF久保建英（19）が今季終了までの期限付きで加入すると発表した。クラブの公式ツイッターで「ようこそTake」と日本語で歓迎した。

　久保は19年夏にFC東京からRマドリードへ加入した。昨季はマジョルカ（現2部）へ期限付き移籍し、リーグ35試合に出場。4得点4アシストと活躍した。今季は強豪ビリャレアルへとステップアップしたが、リーグ13試合で無得点に終わり、そのうち先発出場は2試合のみ。エメリ監督が「まだ足りない部分もある」と言うように、定位置を任せられるだけの信頼は得られず、わずか半年で退団となった。

　ビリャレアル加入時に久保は「これが最高の選択だったことを証明したい」と語っていたが、思い描いていたような成功は手にできなかった。昨季8位のヘタフェは、8日現在でリーグ16位。将来Rマドリードに復帰して活躍するという夢へ向け、中堅クラブで出直しを図る。ヘタフェは10日に敵地でエルチェと対戦するが、久保の新天地デビューは20日、FW岡崎慎司の所属するウエスカ戦が濃厚だ。

　▽ヘタフェ　1983年創設。ホームタウンはマドリード州ヘタフェ。04年に1部初昇格、16年に2部降格も1年で1部に復帰した。17年からMF柴崎岳（現2部レガネス）が2シーズン所属し、18～19年には過去最高の5位をマークした。ホセ・ボルダラス監督は5季目。本拠地はアルフォンソ・ペレス（約1万7000人収容）。チームカラーは青。