C大阪　大久保嘉人を完全移籍で獲得　38歳で15年ぶり原点のクラブに復帰

大久保嘉人
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　C大阪は9日、J2東京Vから元日本代表FW大久保嘉人（38）を完全移籍で獲得したと発表した。

　国見高卒業後、最初のクラブとして01年にC大阪へ加入。06年を最後にC大阪を離れてからは神戸や川崎F、FC東京、磐田、東京V、マジョルカ、ボルフスブルクでプレーしてきたストライカーにとって、15年ぶりの古巣復帰となる。

　C大阪からプロのキャリアをスタートさせ、国内外のクラブ、そして日本代表などでキャリアを重ねてきた大久保。ケガもあった今季はJ2で19試合出場無得点だったが、13～15年には川崎Fで3年連続得点王となるなど確かな実績を誇る。前人未踏のJ1通算200得点には、あと「15」に迫っている。

　その得点力や経験値をクラブ側は評価。コロナ禍で経営がひっ迫する中、年俸などはかなり低く提示した模様だが、獲得に向けて熱意は伝えてきた。来季からレヴィー・クルピ新監督のもとで「育成型クラブ」の方針を推し進めることが決まっており、大久保が復帰すれば、若手にとっては最高のお手本となる。