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大分・野村、チャンス逃さず先制弾「思い入れあった 決められて良かった」

[ 2020年12月13日 05:30 ]

明治安田生命J1第32節   大分1―1札幌 ( 2020年12月12日    昭和電ド )

<大分・札幌>先制ゴールを決めた大分・野村
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 大分は、チャンスを見逃さなかった。前半23分。敵陣深くで知念が前からプレッシャーをかけインターセプトし、右からクロス。ゴール前のこぼれ球を、野村が右足で押し込んだ。得点後はベンチ方向に走り、控え選手らと抱擁。「(ベンチには契約)満了になった選手もいましたし、(チームを)代表して出ている。思い入れがあったので走っていきました。決められて良かった」と感慨に浸った。

 J2徳島から完全移籍で大分に加入した。開幕戦で途中出場したが、その後は膝のケガもあり長期離脱。9月に7カ月ぶりに公式戦で復帰し、J1初ゴールを挙げていた。11月から片野坂監督のサッカーを理解し、うまく反応できるようになったという。「今は迷いなくプレーできている」。この試合も結果で表現した。

 ゲームは、後半に外国人選手2人を導入し猛攻を仕掛けた札幌に同点にされたが、逆転は許さなかった。野村は「最低限かなと思う。勝って終わりたかった」と、ホーム最終戦を飾れなかったことを悔やんだ。

 試合後サポーターにあいさつした指揮官は、ホームの17戦で5勝だったことに触れ「来年は(サポーターの)活力になるゲームを、このピッチでたくさん表現したいと思います」と誓った。

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