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福岡・長谷部監督が今季限りで勇退 昨年ルヴァン杯制覇に導いた手腕に、アンダー世代代表監督の声も

[ 2024年9月13日 03:00 ]

福岡・長谷部監督
Photo By スポニチ

 福岡の長谷部茂利監督(53)が今季限りで勇退することが12日までに分かった。既にクラブ側に契約を延長しない意思を告げ、選手にも退任の意向を伝えているという。

 福岡での指揮は今季が5年目。就任した20年に5年ぶりのJ1昇格に導き、23年にはクラブ初のタイトルとなるルヴァン杯制覇とクラブ最高位の天皇杯4強でJ1優秀監督賞を受賞した。堅守速攻をベースとした柔軟な戦術やシステムの使い分けなど、限られた戦力で選手やチームの力を最大限引き出す手腕は高く評価されている。

 現役時代はV川崎(現東京V)や神戸などでプレーし、03年に引退。神戸アカデミーコーチで指導者キャリアをスタートさせ、J2千葉の監督を経て19年のJ2水戸では最終節までJ1参入プレーオフの可能性を残した7位と健闘し、着々と指導者としての地位を確立させてきた。

 複数の関係者によると今後は未定。ただ28年ロサンゼルス五輪を目指すアンダー世代代表監督候補に挙がるなど去就に注目が集まりそうだ。

 ◇長谷部 茂利(はせべ・しげとし)1971年(昭46)4月23日生まれ、横浜市出身の53歳。桐蔭学園、中大を経て94年にV川崎(現東京V)に加入、ラモス瑠偉、ビスマルクらがそろうMF陣にあって1年目も20戦に出場した。97年に川崎F、98~00年に神戸、01年から千葉に移籍し、03年に現役引退。J1通算183戦6得点。1メートル73、69キロ。利き足は右。

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