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JFAに続き…Jリーグ 欧州支部設立を計画 野々村チェアマン“肝いり施策”人材交流促進へ

[ 2024年3月27日 03:00 ]

23年、親善試合で対戦、試合後に横浜・植中(左)、実藤(右)とともに写真に納まるマンチェスターCのハーランド

 Jリーグが日本サッカー協会(JFA)に続いて欧州支部の設立を計画していることが26日までに分かった。今年中の新設を目指し水面下で動き出し、既に場所や現地スタッフの選定に入っているもよう。オフィスは、欧州サッカーの中心地ともいえる英国・ロンドンに構える可能性が高いという。

 一番の狙いは、Jクラブと欧州クラブの架け橋になること。日本では時差の関係で接触時間に限りがある。スタッフを現地に常駐させることによって、各欧州クラブ関係者とより強固な関係を築き、強豪クラブとのマッチメークや、選手、日本人指導者の留学、研修などをさらに促進させたい考えだ。

 また日本人の欧州移籍に関しても、現地で選手の情報や価値を明確にし、クラブ間での交渉をさらにスムーズにすることで、より高額な移籍金を引き出したい狙いもある。

 Jリーグは26年8月から秋春制へのシーズン移行が決定。欧州支部設立は、世界基準に近づくためのいわば布石。今月19日に再任が決定し、第2次政権に突入した野々村芳和チェアマン(51)の“肝いり施策”とも言える。

 JFAは20年にドイツのデュッセルドルフに「JFA欧州オフィス」を設立。A代表の大半を占める欧州組が所属する各クラブとの交渉など、大きな役割を果たしている。JリーグはJFAとも連携を図り、日本サッカーのさらなる発展に貢献していくつもりだ。

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