×

神戸はVARに泣き決勝進出逃す 日本勢は全滅 山口蛍「ここまで来れたことに対して誇り」

[ 2020年12月13日 22:32 ]

ACL準決勝   神戸(日本)1―2蔚山(韓国) ( 2020年12月13日    カタール・ドーハ )

前日の蔚山戦前の会見で抱負を語る三浦監督(C)VISSEL KOBE
Photo By 提供写真

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は13日、カタールのドーハで準決勝が行われ、初出場の神戸(日本)は蔚山(韓国)に延長の末1―2と逆転負け。決勝進出を逃し、日本勢はすべて姿を消した。決勝は19日にアルワクラでペルセポリス(イラン)と蔚山が対戦する。

 司令塔の元スペイン代表MFイニエスタを負傷で欠きながら、神戸が有利に試合を進めた。0―0で迎えた後半7分、MF山口蛍が先制ゴール。右CKから低いボールを右足ダイレクトで蹴り込んだ。
 その後はビデオ判定に泣いた。同30分、カウンターからFW佐々木大樹が追加点を決めて2―0とリードを広げたかと思われたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で検証の結果、直前に神戸に反則があったとする微妙は判定でゴールが取り消された。

 その直後の後半36分に、またVARが絡んで同点に追いつかれた。蔚山の得点は副審がオフサイドと判定したが、VARで覆って認められて1―1となった。

 そのまま延長戦へ突入。延長後半1分、相手パスミスからFWドウグラスが決定機を迎えたが決めきれず、どの3分後にもドウグラスのヘディングシュートは相手GKの好守に阻まれた。

 延長後半12分に、それまで好セーブを見せてきたGK前川黛也がペナルティーエリア内で相手FWジュニオールネグランを倒してしまい、PKの判定。同14分にこれを決められて、決勝点となった。

 MF山口蛍は試合直後に「単純に僕達より蔚山の方が強かったということだと思う。自分達が今持っている力はすべて出したと思うので、ここまで来れたことに対して誇りを持っていいと思う」と語った。

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月13日のニュース