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遠藤、圧倒的な存在感 前半とは“別チーム”に変えた

[ 2020年11月15日 05:30 ]

男子サッカー国際親善試合   日本1―0パナマ ( 2020年11月13日    オーストリア・グラーツ )

パナマ戦の後半、競り合う遠藤(左)。後半から出場し、攻守で中盤を支配した(ゲッティ=共同)
Photo By 共同

 後半から投入されたMF遠藤が、森保ジャパンを前半とは“別チーム”に変えた。「(前半)上から見ていて、前につけられればチャンスになると思った。(南野)拓実と2シャドーのところは空いているな、と」。ボール奪取から素早い展開でリズムをつくり、後半14分には久保へパスを通し、PKを誘発。前半の停滞を払しょくする圧倒的な存在感だった。

 今季、初のドイツ1部で自信を深めた。マッチアップ時のデュエル勝利数116回はリーグ最多。久保も「余裕があると感じた」と舌を巻く。常に敵、味方の位置を把握し、優れた戦術眼でチームの戦い方を変える、ピッチ上の指揮官のようだった。森保ジャパン発足後、遠藤の出場した試合は11勝1分け。東京五輪のOA枠候補は紛れもなく日本の「心臓」を担った。 

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2020年11月15日のニュース