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12戦無敗のG大阪 まさかの大敗 ケガで宇佐美ら欠き最下位仙台に18試合ぶりの白星献上

[ 2020年11月15日 05:30 ]

明治安田生命J1第27節   G大阪0-4仙台 ( 2020年11月14日    パナスタ )

<G大阪・仙台>   零敗を喫したG大阪イレブン   (撮影・成瀬 徹)  
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 G大阪はホームで仙台に0―4の大敗を喫した。攻守で躍動感を欠き、07年に樹立した13試合連続負けなしのクラブ記録に並ぶことはできず、仙台に18試合ぶりの白星を献上した。

 どちらが上位にいるのか分からないような展開と結果だった。堅守をベースに負けなし記録を積み上げてきたG大阪が、18年7月の広島戦以来となる4点差負け。宮本監督は「試合の入り方で相手の勢いを受け、前半44分の2失点目が痛かった」と唇をかんだ。

 試合前からアクシデントに見舞われた。FW宇佐美とDF金英権(キムヨングォン)が、「細かなケガがあって」(宮本監督)ベンチ外となった。前節の神戸戦前にはMF井手口も負傷離脱。チームの根幹をなすセンターラインを欠き、神戸戦からJ1初スタメンの18歳FW唐山ら5人を入れ替えて臨んだ。

 だが、指揮官が「ゲームに対するコンディションで選手間にバラツキがあった」と敗因を語ったように、相手の勢いに完全にのまれた。後半開始からFWパトリックとMF小野瀬を投入して攻勢に出たものの、ビハインドをはね返すことはできなかった。6試合ぶりのスタメン復帰となったDF昌子は「自分の試合勘がないとは思わなかったけど、もう少し危機察知能力とか出せれば良かった」と責任を背負い込んだ。

 2位死守へ向けて、尾を引きそうな13試合ぶりの黒星。昌子は「個人としてもチームとしても次、同じことをしないようにしたい」と切り替えるのに精いっぱいだった。

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2020年11月15日のニュース