×

C大阪 清武主将の「頑張ってつなごう」の一言で後半2発 川崎Fの独走阻止する5連勝

[ 2020年9月14日 05:30 ]

明治安田生命J1第16節最終日   C大阪2-1横浜 ( 2020年9月13日    日産ス )

<横浜・C大阪>後半、ゴールを決め喜ぶC大阪・清武(中)(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 C大阪はアウェーで横浜に2―1で逆転勝利を飾った。後半13分に元日本代表MF清武弘嗣(30)が鮮やかな同点ゴールを決めると、同41分にはFW高木俊幸(29)が今季初得点をマーク。今季初の5連勝で2位をキープした。

 川崎Fの独走を阻止するべく、執念の逆転勝利を飾った。後半7分に先制点を許しながら、同13分にMF坂元のパスを清武が受けると、ゴールまで約25メートルの距離から右足ダイレクトのミドルシュートを決めて同点。迎えた同41分には、坂元が得意の切り返しから右足クロスを送り、これを途中出場のFW高木が合わせて今季初ゴールで試合をひっくり返した。

 「GKが出ているのは前半から見ていた。あの瞬間もタツ(坂元)から“来るな”と思った瞬間に見たら、前に出ていたんで。狙い通りです」

 相手GKの動きを見極めた、浮き球のミドルを沈めた清武はスーパーゴールをそう振り返った。これが今季初の逆転勝利への号砲となった。

 横浜にボールを握られ続け、志向するポゼッションサッカーができなかった前半。ロッカールームに戻り、主将でもある背番号10はチームメートに伝えた。「(ロングボールを)蹴っても拾われていた。“頑張ってつなごう”という話をした」。同点弾は、自陣から瀬古、坂元、都倉、松田、坂元、そして清武へと渡って生まれたもの。相手に退場者が出たことも有利に働き、ロティーナ監督のもとで培ってきたスタイルで勝ちきった。

 今季初5連勝で2位をキープ。現在は公式戦9連戦のまっただ中で、次戦は中2日で神戸戦(ノエスタ)が待ち受ける。「シーズンが終わるまで、チーム全員で勝ちにいくことが大事」と語ったのは高木。首位川崎Fとの勝ち点差は依然として8と開いたままだが、悲願のリーグ制覇を諦めることはない。

続きを表示

2020年9月14日のニュース