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鳥栖 新エース林が3戦連発!コロナ集団感染から復帰後3戦負けなし

[ 2020年9月14日 05:30 ]

明治安田生命J1第16節   鳥栖2―1柏 ( 2020年9月13日    駅スタ )

<鳥栖・柏>自ら獲得したPKを決め吠える鳥栖FW林(中央手前)
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 鳥栖の新エース・FW林大地(23)も黙っていなかった。リーグ得点王の相手エース、オルンガのゴールで1点をリードされた前半45分。ゴール前でDF2人を相手に粘りPKを獲得。自らの右足で冷静に決めた。自身3戦連続ゴールとなる貴重な同点弾だ。

 「蹴らしてほしいと言ったら、強気でいけと言われた。GKが動くのが早かったので逆に蹴った。自分が連続得点できているので継続しつつ、連勝できたらいい」

 大卒ルーキーのストライカーがチームに勢いを与えている。昨年、大体大4年時に特別指定選手に。リーグ戦初出場の昨年8月11日のC大阪戦でいきなりゴールを決める華々しいデビューを飾った。その後、しばらくチャンスをつかめなかったが、チームが新型コロナウイルスの集団感染からの復帰後、全3試合で得点し急速に存在感を高めてきた。

 林のゴールとともにチームも復帰後3戦負けなし、全試合で複数得点。開幕5戦ノーゴールと深刻な得点力不足に悩んだチームが、目標にしてきた攻撃的スタイルへの開花を始めている。

 試合は後半3分、原川のゴールで逆転しリードを守り切った。ホームで勝ち点3を手にした金明輝監督は「勢いある相手に逆転勝ちは自信になる」と手応え。林については「点を取り続けていて気分良く試合に入れたと思う。これからもメンバー選考が大変になる」とうれしい悩みを口にした。

 次戦は中2日で延期となっていた札幌戦を迎える。「こちらまで来ていただく。札幌に感謝。勝つための最高の準備をしたい」と気を引き締めた。

 ▼鳥栖・MF原川 もう少し得点のところで貢献できるようにこれからもやっていきたい。全員の決め事として最低限守備をやる。それを自分の特長にできるようにしたい。今はチームでやることが統一できている。ホームで負けはない気持ちでやりたい。誰が出ても勝てるチームになってきている。

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2020年9月14日のニュース