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堂安、ブンデス1部へ期限付き移籍 PSVから出場機会求め新天地ビーレフェルトへ

[ 2020年9月5日 05:30 ]

PSVからブンデス1部ビーレフェルトへ期限付き移籍する堂安(AP)
Photo By AP

 オランダ1部PSVアイントホーフェンの日本代表MF堂安律(22)が、今季ドイツ1部に昇格したビーレフェルトに期限付き移籍する見通しとなった。3日にテレグラフ紙、フットボールインターナショナル誌(ともに電子版)など複数のオランダメディアが報道。堂安は3日の練習試合に参加せず、クラブは「移籍交渉を完了させる猶予を与えた」と説明した。

 堂安は17年にG大阪からオランダ1部フローニンゲンに移籍して主力として活躍。昨年8月に移籍金750万ユーロ(約9億4500万円)プラス出来高の5年契約で名門PSVに加入したが、リーグ戦19試合で2得点にとどまっていた。さらに今季就任したシュミット監督の構想から外れ、来年に延期された東京五輪出場へ向けて出場機会を求めて移籍を決断したとみられる。

 テレグラフ紙によると、PSVは期待外れに終わった堂安が新天地でフローニンゲン時代のような活躍をして“復活”することを望んでいるという。ビーレフェルトは昨季ドイツ2部で優勝し、MF遠藤航の2位シュツットガルトとともに1部に昇格。7月にはMF遠藤渓太が横浜からウニオン・ベルリンに加入しており、堂安を加えると欧州5大リーグ最多となる6人の日本人選手がプレーすることになる。

 ▽アルミニア・ビーレフェルト 1905年創設。ホームタウンはドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州のビーレフェルト。83~88年にFW尾崎加寿夫がプレー。“エレベータークラブ”として知られ、08~09年以来12季ぶりの1部昇格は通算8度目で、ニュルンベルクと並んでリーグ最多記録。1部での最高位は8位。2部優勝4回。本拠地はシュコアレナ(2万6515人収容)。 

 ◆堂安 律(どうあん・りつ)1998年(平10)6月16日生まれ、兵庫県尼崎市出身の22歳。西宮SS―G大阪ジュニアユースを経てG大阪ユース時代の15年5月にACL・FCソウル戦で16歳344日でデビュー。16年にトップチームに正式昇格した。17年にオランダ1部フローニンゲンに期限付き移籍し、翌年に完全移籍。19年8月にPSVアイントホーフェンに5年契約で移籍した。日本代表通算18試合3得点。1メートル72、70キロ。利き足は左。

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2020年9月5日のニュース