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鹿島・内田 セレモニーで引退理由告白「サッカー選手として終わったと考えるように」

[ 2020年8月23日 21:44 ]

明治安田生命J1第12節   鹿島1―1G大阪 ( 2020年8月23日    カシマ )

<内田篤人引退セレモニー>ジーコTD(左)から花束を受け取る内田(撮影・篠原岳夫)
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 鹿島の元日本代表DF内田篤人(32)が23日のG大阪戦後、引退セレモニーに臨んだ。

 「今日、僕はここでサッカー選手を引退します」と切り出すと、「鹿島というチームは多くのタイトルを取ってきた裏で、多くの先輩方が勝つために選手生命を削りながら努力してきた。僕はその姿を今の後輩に見せることができないと、日々練習した中で体が戻らないことを実感し、このような気持ちを抱えながら鹿島でプレーすることはちがうのでは、サッカー選手として終わったと考えるようになった」と現役引退に至った理由を説明。時折、涙で声を詰まらせながらも、「もう一花、二花咲かせたい思いで戻ってきたが、寄り添ってくれたトレーナー。まだやれると背中を押してくれたザーゴ監督。良い時も悪い時ともに過ごしたファン、サポーター、スポンサー、チームメート、本当にありがとうございます。僕の決断を理解してくれた監督、チームメート、本当に申し訳ない。日の丸を背負ってプレーする重さも、殺気のあるドイツのスタジアム、辛さも激しさも僕の財産です」と周囲の支えに感謝した。

 鹿島を愛し、鹿島に愛された背番号2は「最後にサッカーを通じて出会えた全ての人に感謝します。また会いましょう」と締め、場内を一周してファン、サポーターに別れを告げた。

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