内田篤人 最後まで潔く、カッコよく…100%のプレーできず「鹿島の選手として自分が許せなかった」

[ 2020年8月23日 22:46 ]

明治安田生命J1第12節   鹿島1―1G大阪 ( 2020年8月23日    カシマ )

<内田篤人引退セレモニー>長女を抱え上げて場内を一周する内田(撮影・篠原岳夫)
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 現役引退を発表した鹿島の元日本代表DF内田篤人(32)が“現役ラストマッチ”となったホームでのG大阪戦で前半16分から緊急出場。1―1で引き分けた試合後、引退セレモニーであいさつした。その後に行われたフラッシュインタビューは以下の通り。

 ――ラストマッチ、セレモニーを終えての気持ちは。
 「陸斗(DF広瀬)がケガしたんで、辞めるのやめようかなって思ってますけど。ウソです」

 ――引退発表について。
 「自分で思うこともありましたし、鹿島の選手として自分のモヤモヤを抱えたままプレーするのはね、というのは思ってましたので。自分で決断しました」

 ――きょうはどんな気持ちで迎えたか。
 「他の選手はやっぱりやりにくかったんじゃないかと。色んな感情も出てしまうゲームでしたけども。どうしても勝ち点3は欲しかったですけど。ガンバも本当にいい相手で、しっかりした守備で、源(DF昌子)を中心に手強い相手でした」

 ――G大阪の宮本監督も引退を惜しんでいた。
 「そう言っていただける方もいますけど、自分の中ではやっぱり、もっとできるはずだなと思ってますし。自分のプレーではなくなったので決断をしました」

 ――引退の決断はいつごろか。
 「いや、最近ではないです。ずっと長く思っていましたし。契約を全うすることがプロだと思いますけど、自分の中で終わったと思った時もサッカー選手として終わりなのかなと思います」

 ――そういう気持ちが最後に引退を決断させたのか。
 「まあそうですね。チームメートにやっぱり失礼だなと。自分が100(%)でできない中で、チームメートは一生懸命練習してますし、試合に出てますし。鹿島の選手としては自分が許せなかったというか、そういう感じです」

 ――チームを背負って最後まで熱く戦う姿は多くの人の目に映ったと思うが。
 「うーん、そうやって映ってもらえればいいんですけど。本当はもう少しやれるんですけどね…はい」

 ――多くの人から引退を惜しむ声が届いたと思うが。
 「本当にありがたい話ですし。そういった方達に支えられてプレーできましたので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」

 ――犬飼選手、ザーゴ監督、通訳の高井さんも涙を流して内田選手のことを話していた。色んな方から愛された選手だと感じた。
 「僕は人には恵まれてるんで。それはサッカーが終わった今後も確信はしてます。本当に素晴らしい選手、監督に恵まれてプレーできました。またアントラーズだけじゃなくて、ガンバもJリーグもドイツも、サッカーを通じて出会える人がたくさんいたので、感謝の気持ちでいっぱいです」

 ――チームはサポーターに対する思いは。
 「新しく変わろうとしている鹿島が負けていいわけではない。やっぱり勝ち点3取らなければいけないチームです。ただ少し時間がかかるのはしょうがない。勝ち点3を積み重ねながらチームが変われれば一番ですが、きょうのサッカーを見てもらえればだいぶ押し込んでたと思うし。うまくコントロールしながら自分達がやれるってことを示せたんじゃないかと思います」

 ――後輩達に伝えたいことは。
 「プレーで示せなかったんで、辞めます。あとは彼らが責任を持ってやってくれるはずだと思います」

 ――14年半の現役生活をどう振り返るか。
 「いやまあ、仕事です。仕事が終わった感じです」

 ――プロであり続けるために一番大事にしてきたことは。
 「なんか難しいなあ、質問が。別にいい言葉も出ないすよ。仲間に恵まれたんで、それがよかったんじゃないでしょうか」

 ――引退後について。
 「特に考えてません。考えてますけど、1つに絞りたくないし、色んな方向に行けるように選択はしたいと思います」

 ―内田ファン、サッカーファンにメッセージを。
 「ドイツで本当に素晴らしい経験をさせていただいて、日本でも日の丸を背負ってワールドカップも出させていただきました。すべて僕の力となり糧となるので。これからの人生がすごく楽しみです。またどこかでお会いできることを楽しみにしてます」

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