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柏・オルンガ 7試合連続ゴール、J1記録に王手 ネルシーニョ監督期待「続けてほしい」

[ 2020年8月19日 22:43 ]

明治安田生命J1第11節   柏3―2神戸 ( 2020年8月19日    ノエスタ )

<神戸・柏>後半、柏・オルンガが勝ち越しゴールを挙げ歓喜のポーズ(撮影・中村 与志隆)
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 FWオルンガ(26)が、偉業に王手をかけた。柏はアウェーで神戸に3―2で逆転勝ち。1―1の同点で迎えた後半32分に一時勝ち越しとなる、J1で9人目の7試合連続ゴールを挙げた。次節24日のアウェー大分戦で、98年に横浜FWサリナスが記録した8試合連続ゴールのJ1記録に挑む。

 FWオルンガの勢いが止まらない。同点で迎えた後半32分だ。ペナルティーエリア手前でボールを受けると、相手の厳しいディフェンスもものともせず、強引に左へ切り返してネットを揺らした。J1で9人目となる7戦連発は、一時勝ち越しとなる値千金の一発となった。

 一昨年途中に柏へ加入。来日当初は食事や文化の違いに戸惑い、J1・10試合で3得点にとどまった。しかし、2年目の昨季はJ2で27得点を記録。今季はJ1・11試合で12得点をマークするなど、得点ランクトップを独走するチームメートに、MF大谷は「昨年よりミカ(オルンガ)の笑顔が増えた」と順応具合を明かす。

 そんなJ屈指のストライカーの周囲も騒ぎ始めた。夏場に入ってオルンガの海外移籍報道が過熱。一部ではトルコ1部ベシクタシュ、スペイン2部エスパニョールなど複数クラブが興味を示していると報じられた。しかし、外野の声には意に介さず。自らのできることに徹する姿勢が連発につながっている。

 98年に横浜FWサリナスが記録した8試合連続ゴールのJ1記録に王手をかけた。次節24日は偉業を懸けアウェー大分戦に挑む。ネルシーニョ監督(70)が「彼が得点を量産することは、レイソルにとっても良いこと。このまま続けて欲しい」と期待する柏の最強助っ人が、歴史に名を刻む。

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2020年8月19日のニュース