×

吉田麻也 1月移籍から見事なイタリア語上達、インタビュー全て対応「チャニン、チャニン」方言も披露

[ 2020年8月2日 20:19 ]

セリエA・第38節   サンプドリア1―1ブレシャ ( 2020年8月2日    ブレシャ )

ブレシャ戦の前半、競り合うサンプドリアの吉田(右)
Photo By 共同

 サンプドリアの日本代表DF吉田麻也(31)が、イタリア語の見事な上達ぶりを披露した。

 セリエA最終節のブレシャ戦にセンターバックで10試合連続のフル出場。試合後にクラブ公式サイトのインタビューに全てイタリア語で応じた。

 1―1で引き分けたブレシャ戦について「全員にとって、とても暑く湿度も高くて大変な試合だった」と振り返った上で「僕たちはセリエAだ。何よりも重要なこと。セリエA残留をとてもうれしく思う。監督、スタッフ、チームドクター、ファンの皆さんに感謝している。難しい期間だったが、なんとか皆で頑張ることができた」と4試合を残して決めた残留を喜んだ。

 1月にサウサンプトン(イングランド)から半年間の期限付き移籍で加入。新たな環境に短い期間で順応してセンターバックのレギュラーに定着し、14試合1アシストの活躍で“残留請負人”としての役割を果たした。「新しい挑戦だった。7年間、英国で生活した後では全てが新しいことに見えて大変だった。でも全ての経験を楽しめた」を胸を張った。

 サウサンプトン、サンプドリアとの契約はともに満了。フリーとなり、来季に向けた去就については「まだ何も分からない。しかし、1つだけ言えることがある。少なくとも僕はあと1年は(サンプドリアに)残ることができる可能性があるということ。だけど、クラブにとっても、僕にとっても、長期契約があった方がいいでしょう。バカンスの間、代理人も通してクラブと話していきたいと思います」と前向きに回答。最後には「うまくいくといいが、どうなるか見てみよう。チャニン、チャニン(気長にね)」とサンプドリアの本拠地ジェノバの方言(チャニン=気長に)も披露した。

 地元紙イル・セコロによると、10試合に出場して契約条項を満たしたため、吉田側が希望すれば契約を1年延長できる。クラブは2年契約を提示しているという。

続きを表示

2020年8月2日のニュース