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中止すべきだ!FC東京・健太監督、鳥栖選手発熱も強行したリーグに訴え「考えてもらいたい」

[ 2020年8月2日 05:30 ]

明治安田生命J1第8節   FC東京2―3鳥栖 ( 2020年8月1日    味スタ )

<FC東京・鳥栖>試合終了後、第4の審判に話しかけるFC東京・長谷川監督(右)(撮影・篠原岳夫)
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 1日に味の素スタジアムで行われたFC東京―鳥栖戦が、試合前に鳥栖に発熱者が確認されたにもかかわらず実施されたことが分かった。当該選手は7月31日に発熱し、1日の試合前にはチームを離れたという。

 FC東京の広報によると1日午後に鳥栖側から連絡を受け、Jリーグに判断を求めた結果、新型コロナウイルス対応ガイドラインに基づき試合開催に問題ないとの返答を受けた。

 FC東京の長谷川健太監督(54)は試合後、新型コロナへの懸念から「(試合を)やらないべきだ。(発熱者が)遠征に同行したなら、PCR検査を全員やって陰性なら安心してプレーできる。安心を担保できない中で試合をやらせるのは考えてもらいたい」と強く訴えた。

 長谷川監督は試合前に選手たちとも情報共有し「不安なら試合に出なくていい」と伝えたという。出場を辞退する選手はいなかったが「選手の生活、健康を預かっている監督として、強引にやらせることは苦しい選択だった」と話した。

 鳥栖側は「昨晩(31日)発熱した選手はプロトコルに沿って出場せずに本日(1日)帰っております」と短いコメントを発表した。試合は鳥栖が今季初勝利を挙げたが、後味の悪い結果となった。

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