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大分 高沢先制弾も逆転負け…守備崩壊今季ワースト4失点で4連敗

[ 2020年8月2日 05:30 ]

明治安田生命J1第8節   大分1―4鹿島 ( 2020年8月1日    昭和電ド )

鹿島に敗れ、肩を落とす大分イレブン
Photo By 共同

 駆けつけた4225人の観客の前で4連敗を喫した。大分・片野坂監督は「先制点が取れたことは非常に良かったが。ホームで3連敗の流れを止めたかったが、完敗だった」と言葉を絞り出した

 連戦で「予想よりケガ人、疲労している選手が多い」と選手選考で苦心する中、前節から先発を5人変更。試合開始から攻撃的にボールを奪い、両サイドを起点に連動してゴールに迫った。その積極性が前半5分、先制点を呼び込んだ。フリーでパスを受けたFW高沢がペナルティーエリア手前から左足を豪快に振り抜いた。「前を向いたらシュートを打とうと決めていた。ミートを心がけてゴールを見ずに打った」。J1では初の先発出場で自身今季3点目、2戦連発となるゴール。だが、チームが敗れ「スタートから使ってもらえて気持ちを込めていたつもりだったが、結果がついてこなくて残念」と肩を落とした。

 深刻なのは守備の崩壊だ。名古屋戦で3失点、続く清水戦では今季ワースト4失点。そして、この日も4失点で3試合で11失点している。指揮官は「失点は多い。意識を変えていかないといけない」とし、「試練のシーズンになると覚悟を持ってやらないといけない」と語った。昨季旋風を起こした“片野坂サッカー”に連戦で狂いが生じている。

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