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豪パース市がイングランド・プレミアリーグ開催招致 新型コロナは収束の方向

[ 2020年5月3日 17:22 ]

新型コロナウイルスの影響で中断しているイングランド・プレミアリーグ(AP)
Photo By AP

 オーストラリア西部のパース市が、新型コロナウイルスの影響で中断しているイングランド・プレミアリーグの今季残り92試合の開催招致に動いていると、3日付の英紙サン(電子版)が報じた。

 プレミアリーグは3月12日から中断しており、再開時期は未定。英メディアによると、再開する場合は無観客で中立地開催されることが検討されており、開催地として英国内8~10のスタジアムが候補に挙がっているという。

 英サン紙によると、その中立開催地としてオーストラリアのパース市が立候補。パース在住の英国人代理人のゲイリー・ウィリアムズ氏がパース選出の地元国会議員の支援を受けながらプレミアリーグと交渉しており、オーストラリア政府と同国スポーツ省にも支援を要請しているという。

 オーストラリアは3日に発表された1日の新型コロナウイルス新規感染者が18人、死者が2人と少なく、ウィリアムズ氏は「こちらは安全。政府が多くの規制を解除している」と説明。5月28日からはラグビーの国内リーグの再開が決まっている。

 プレミアリーグの開催招致はパースにとっても大きな経済効果が期待できる。地元国会議員のスタール氏は、英国から新型コロナウイルスを持ち込まれるという懸念については「到着後に検疫期間はあるが、それが過ぎれば問題ない」と説明。「英国の助けになりたい。パースはスポーツ施設も整っているし、空気も気候もいい。素晴らしいアイデアだ」と前向きに語った。

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2020年5月3日のニュース