リバプール　クロップ監督がサポーターへ「たった1人でも健康であることの助けになるのなら…」

　イングランド・プレミアリーグで首位を独走するリバプールのユルゲン・クロップ監督（52）が、13日に新型コロナウイルスの影響で少なくとも4月3日まではリーグ戦の中止が決まったことを受けて、サポーターへメッセージを贈った。

　クラブ公式サイトで「サッカー監督の考えが重要な時ではない」「今日、サッカーとサッカーの試合は本当に重要ではない」とした上で「もちろん、無観客のスタジアムでプレーしたくないし、試合やリーグの中止はしたくない。しかし、たった1人でも健康であることの助けになるのなら、そうすることに何の疑いもない。サッカーと社会の利益の選択であれば、全く比べものにならない」と何よりも人々の健康が大切であることを強調した。

　「今日の決定は、人々の安全を守ることを目的に実施されている。我々は全面的にサポートする」とリーグの決定を支持。「このウイルスに対してはサッカーは何の免疫にもならない。感染したクラブ、その人々に心からお見舞いを伝えたい」と語った。

　「何よりもまず、我々全員がお互いを守るために全力を尽くさなくてはならない」「チームからサポーターへのメッセージは、ただあなた方に元気でいてほしいということだけ。健康を第一に考えてください。リスクを冒さないでください。社会情勢について考え、可能な限り思いやりをもって行動してください」とサポーターに語りかけた。